HOME 佐藤農園 育メロ日記 メロン情報 ご注文 味覚パック かわら版 Gallery 大虎・小寅寓話
ふらの瓦版   大寒号2016. 1. 18
年末連日の雪に翻弄される

 皆様は2016年の新春を如何お過ごしでしたか?
富良野は年末も押し迫る25日昼からの降雪は29日迄続き、1日に20センチ前後の降雪が毎日続くのです。 こうなると越冬ビニ−ルハウス6棟の除雪作業に追われる日々に、特に連投ハウスは両側屋根から滑り落ちる雪が倍になります。特にハウスとハウスの間は小まめに除雪になります。雪の量が多くなると最初は滑り落ちる雪も脇が溜まれば屋根の雪が滑り落ちない事に、1度除雪すると屋根に積もった雪が滑り落ちますから、同じ所を再度除雪すると二度手間のような気もしますが、此が大事な所で次回除雪するときには比較的短時間で除雪出来る事に。此の作業が30日午前中迄続きました(さすがに夜間作業は無し)。
 ゆったりと新年を迎え初日の出は微かに雲の切れ間から拝ませて頂きました。週間予報では年末年始の1週間は雪模様予報が的中、何と新年早々2日と3日は除雪作業になり年末年始は除雪作業に明け暮れでした。こんな調子なら今年の天候はどうなるのだろうと天を見上げれば牡丹雪が舞う、冬の北海道観光は札幌の雪祭りに始まり北海道各地で冬祭り、樹氷祭り等多彩です。冬の北海道は雪道ですのでレンタカ−での走行には注意が、凍結、圧雪アイスバ−ン等で道路状況が刻々と変化します。特にアイスバ−ン状態での走行はスケ−トリンクの上を走行してると同じ状態、スピ−ドの出し過ぎは事故に繋がりますのご注意下さい。
真冬の富良野、美瑛の丘は一面白銀の世界に埋もれ、大地は暖かな雪に埋もれ春の雪融け迄は深い眠りに、大地は春から秋迄一生懸命働きましたから充電期間なのです。今の富良野、美瑛の丘は深い眠りの中で丘の一本松は冷たい北風に揺られ、森や林では小鳥達が囀りキタキツネの足跡が点々と、森の中で一番目立つのは蝦夷鹿でしょうか。蝦夷鹿は狩猟期間に入ると大半は国立公園や国定公園内に避難です。蝦夷鹿は頭が良いのか学習能力が高いと思いますね。国や北海道が指定した区域内では狩猟が認められていませんから避難です。特に美瑛から十勝岳温泉の白金街道は蝦夷鹿が見られる場所、白金街道を走ると左手に「青い池」が冬期間はライトアップされ、白金温泉では今シ−ズンから「白ヒゲの滝」もライトアップされています。冬の北海道観光でお泊まりの際は富良野、美瑛の宿泊地にすると良いと思います。「白ヒゲの滝」はホテルの直ぐ近くですが防寒着が必要になりますね。十勝岳温泉では全て源泉100%湯量も豊富で源泉掛け流し、十勝岳温泉泊まりでは旭山動物園、旭岳では冬期ゴンドラが運行されています。旭岳ゴンドラ終点から美瑛の丘や富良野盆地を望むのも良いかと。 また夏の旭岳観光は高山植物の宝庫とも言われ約200種以上の高山植物が群生です。
雪深い旭岳も6月に入ると一気に融雪が進み、7月には高山植物が至る所で咲き始めます。白い苺花のようなチングルマ(お椀型の白い花)、天候を察知し雨が降りそうになると花弁を閉じる青紫色のミヤマリンドウ、オオマルハナバチ等大型の昆虫が花に止まり、揺らすと花粉が花内部から放出するウスユキトウシレン、アオノツツガザクラ、ピンク色のヨツバシオガマ、等多種多彩で此の短い3ヶ月の間に開花時期も競合しない花など、標高の高い此の場所にヒグマ、蝦夷鹿、雪兎も柔らかな高山植物を餌とする動物達。 富良野、美瑛夏観光で旭岳にて自然をじっくり観察するのも1つの旅として良いかと。



用途に合わせ2台の除雪機
を使い分けします


ハウスとハウスの間の
雪の量は倍になります


美瑛の丘より晴れた日
の旭岳
   
佐藤農園 〒076-0013 富良野市中五区7−7 
     TEL・FAX 0167−22−3464

Copyright SATOUNOUEN All Rights Reserved.