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ふらの瓦版  霜月号 2022.  11.  1
富良野にも冬が忍び寄る

 晩秋に入り朝の最低気温も−5度以下と冬が忍び寄って来ました。 周りの高い山々も中腹まで白銀の世界に埋もれ木々は落葉が進み裸木が目立。 朱色の紅葉はチョイ茶色に真っ赤な実を付けたナナカマドが、晩秋の太陽にキラキラと照らされています。青空の中に真っ赤なナナカマドの実は撮影には最適な被写体、我が屋の秋作業はハウス内作業からハウス外回り作業に移りました。今幅5,4メ−トル長さ60メ−トルハウス建て中、11月10日頃には完成させたいのですが?晴れても10度前後が続くと軽い防寒着着用での作業、見上げれば青空の中に浮雲が所々に白鳥が南に向かって逆V字で編隊飛行。先頭の白鳥はもろに風の抵抗を受けますから交互に交代、 我が屋の直ぐ側には空知川が流れ白鳥の休憩場所になっています。加齢と共に体力の衰えを感じながらの作業の日々です、天気の良い日は富良野、美瑛の丘巡り白銀街道や十勝岳温泉街道を走りリフレッシュラインから望岳台。青い池周りや白髭の滝等巡る撮影にエゾリスや蝦夷鹿との遭遇、エゾリスはオニグルミをせっせと集め冬期間の食料備蓄、北海道はコロナ感染者増が増えました秋の紅葉と旅割で観光客が増え。観光客の置き土産?甜菜の収穫もほぼ終わりに近づき(11月15日前後)早冬支度大地に秋撒き小麦が南に大きく傾いた太陽に照らされ、朝露が葉先に水滴となりキラキラ輝き緑の大地が丘の至る所に点在(連作障害を防ぐ)。輪作により毎年秋になると緑のパッチワークが広がるのです、紅葉もほぼ終わり今は落葉松の黄金色が綺麗な時期に。落葉松が落葉すると愈々冬将軍の到来です、落葉した落葉松に舞い落ちる雪が撮影に良いのですが一番の問題は降る雪の量。個人の感覚も有りますが多すぎれば落葉松がボケてしまい少なければ少なすぎで撮影問題が、撮影のタイミングってとても難しいのです。
 今農家の外仕事は来年に向けたハウス周り仕事が多いようです。特に我が屋のように越冬ハウスを管理する農家増えました。此も1月末から厳冬期に除雪しビニ−ルハウスの屋根掛け作業が大変さが原因、今ウクライナとロシアの戦争で食糧危機が起きています。日本の食料自給率37%は先進国で最低のレベルなのです。小麦、大豆、の大半は輸入特に家畜用とうもろこしほぼ100%輸入。家畜用飼料高騰で乳製品、肉類が高騰しほぼ全ての食料品が10〜30%高騰、農業資材ビニ−ル資材30%有機質肥料30%最大の値上げは化学肥料の原料がロシア、ウクライナ産が多く輸入出来ない事になり価格はほぼ倍になりました。畜産農家の家畜用飼料もほぼ倍の価格ですから国内外の全ての商品価格が高騰、それに比べ日本国内で生産される農産物の価格は不作農産物以外平年並みと低迷。此に極端な円安に陥り輸入品価格も高騰で喜ぶのは日本観光で訪れる海外の観光客ですね。何時になったら争いが収まり極普通の生活が出来るのか?
 日に日に寒くなる北海道の最低気温が−になり最高気温も10度前後か以下。丘や森木々は冷たい北風に小枝が寒いよ〜寒いよ〜と泣いているような風切り音が聞こえてきます。

 当農園では2023年度富良野味覚パック会員募集中です。同封のパンフレット内容をご家族の皆様と確認しお申し込み下さい。皆様の食卓に季節の野菜や果物で富良野観光で訪れた富良野の味覚を味わって頂ければ幸いです。



セブンスタ−の木
後方白銀に包まれ十勝岳
冬将軍間近


空知川より晩秋の
後方朝日ヶ丘公園
 


越冬メロンハウス内
有機質肥料散布し耕起
9月中旬〜下旬

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